マンゴスチンの栄養と健康効果

マンゴスチンの変遷

 

原産地はマレー半島とされていますが、そこを中心に東南アジアではかなり古くからマンゴスチンは栽培されていたようです。現在は、フィリピン、タイ、ハワイ、カリブ海諸島、中南米などの熱帯・亜熱帯地域での栽培が行われています。

 

マンゴスチンの輸出国としてはタイが最も有名です。もともとヨーロッパ人に好まれる風味の果実ということで、熱帯地域への移入がいろいろ試みられています。ちなみに日本においても、沖縄などでは数々の熱帯果実の栽培ができるようになっていますが、残念ながら、現在の時点ではマンゴスチンの栽培は成功していません。

 

つまり輸入するしかないのですが、日本では植物検疫法の関係があって、当初は冷凍果の輸入しか許可されていませんでした。それが2003年から生果の輸入も解禁されたのです。輸入のみの日本では、生果の輸入解禁はありがたいわけです。ちなみに日本に輸入されるマンゴスチンは全部タイからの輸入品です。

 

食用についてですが、これはもう「世界三大美果」と呼ばれるだけあって、とても美味しいのです。ドリアンを「果物の王様」と呼んでいるのに対して、マンゴスチンは「果物の女王」と呼ばれています。

 

マンゴスチンは非常に柔らかい果肉で、強い甘みと適度な酸味で、実に上品な味わいなのが特徴です。こうしたデリケートな食感を楽しむには生食が一番ですが、ジュース、ゼリー、缶詰などの加工品も人気が出てきています。

 

それは劣化しやすく、賞味期間がかなり短い果物だからで、原産国の気温が高くて、数日で劣化してしまうことが多いのです。そこで日本では、冷凍、シロップ漬の缶詰も、ファンからはもてはやされているのです。